このままではヤバい!皆が直面する2040年問題&今からどうするか?
- 2021年01月20日
- カテゴリー:健康コラム
こんにちは!
浜野接骨院 院長の平野です。
今回は私達の未来。生きていれば全員が直面する話です。
このお話は年始のブログでも「私の天命」として少しお話しました。
本日仕事始め!あけましておめでとうございます!
今回は、なぜそのような事を天命として掲げたのか、そして
それがみなさんの未来にも大きく関わってくる問題だという事をお話したいと思います。
目次
1.私の天命「団塊Jr.をピンピンコロリにする」
2.このままではみんなが不幸になる⁉(2040年問題とは)
3.不幸の解決方法は「ピンピンコロリ」
4.これからどうする?
1.私の天命
「団塊Jr.をピンピンコロリにする」
団塊Jr.とは
→第2次ベビーブームに生まれた私と同じ50歳前後の世代で、日本人口の中でも特に多人数の世代。
ピンピンコロリとは
→死ぬまでピンピン健康で、死ぬときは煩(わず)らわずにコロッと死ぬ事。
「五十にして天命を知る」
私が数え50歳にして上記のような天命を掲げたのは、
日々の施術の中で肌で感じ、進行している未来の深刻な問題について思い、
今回のコロナ禍でその思いが確信に変わったからです。
そして私自身も団塊Jr.。
この問題の張本人の一人でもあります。
私は治療家としてこの問題に正面から向き合う使命があると感じています。
「つまんなそうな話だし、まだ先の話だし、そんなの考えたって時間の無駄じゃん!」という方、、
老若男女、学生にも社会人にも自分の問題として、今から考えるか考えないかで大きく未来が変わってきます。
ぜひ聴いてください。
2.このままでは皆が不幸になる⁉(2040年問題とは)
みなさんは「2040年問題」をご存じでしょうか?
現在、第一次ベビーブーム生まれの団塊世代が70歳を超え、医療費などの社会保障費の不足が問題となっています。
でも団塊世代はまだ団塊Jr.という支える世代がいるからまだマシ。
今はまだマシなのです!
その後により深刻な問題がやってきます。それが2040年問題です。
現役世代が急減、貧しい高齢者の増加…ロスジェネの暗い未来「2040年問題」https://t.co/8Lhx24yVvZ
— 毎日新聞 (@mainichi) October 30, 2019
要は
・2040年に大量にいる団塊ジュニア世代(=ロスジェネ)が高齢者になる。
・そして増大した高齢者を、現役世代(いま現在0歳~35歳くらいの人)が支えなくてはいけない。
という問題です。
日本の人口は約1000万人減り、
1人の高齢者を1.5人の現役世代で支えなくてはならなくなります。(現在は2.2人で1人)
(国立社会保障・人口問題研究所、2017年推計、出生率・死亡率中位仮定、以下同じ)
→ほぼ「かたぐるま」状態です、、、
仮に現在の状況が20年後の2040年まで続くとどうなるか想像してみて下さい。
今現在、多くの団塊Jr.が健康に対してなりゆき(あえてそう言います)で生きている
→彼らの老化が進むにつれて体調不良を起こす
→医療や介護が必要となり医療費・介護費は爆増する
→それらを支える為に現役世代は大増税
→若者の働く意欲は減退
→(富を生まない)介護や医療の現場に多くの労働力が必要となる
その結果、、
・高齢者は不健康かつ長生き=生き地獄
・若者は頑張っても報われない=生き地獄
・日本の国力は減退し貧困化
→若者も高齢者も誰にとっても不幸なディストピアになってしまいます。。
私には「老化」という決して消えない大火災に対して、
若者たちが懸命に消火活動を続けているようにも見えます。
「じゃあ、おまえは老人は医療など受けずに死ねというのか!」
と言われそうです。
もちろんそんな事は思っておりません。
私も死ぬのは怖いし、医療も介護も必要不可欠なのは承知してますし、命は本当に尊いものです。
しかし
今の医療、健康の考え方、死生観に変化が必要だと思っています。
3.不幸の解決方法は「ピンピンコロリ」
現代医療の多くは、発症した事に対して対応する対症療法(受け身の医療)です。
例えばこんなパターンが多いですよね↓
・○○が痛い!→診察・検査をする
→診断名が付く
→投薬や手術が行われる
そしてそれらが広く一般の人々にも浸透し、常識となっています。
そしてそれが
「痛くなったら病院行けばいい」
「健康診断受けてるから大丈夫」
「保険に入ってるから安心」という考え(≒考えない)に繋がり「健康づくり」をせず、
そのまま老化に対する考え方も同様の対応のままになっているのではないでしょうか?
もちろん対症療法は重要です。ですが、、
生物学者の本川達夫先生によると生物としての人間の設計寿命は「41.5歳」だそうです。
【人間にとって寿命とは何か】
ナマコの専門家本川達雄先生が生物学の観点から人間の寿命を考察する本です。
/ヒトは生物学的見地から41.5歳が寿命であり、現代人は膨大なエネルギーにより生かされている「人工生命体」/楽しく読めそうです^ ^ pic.twitter.com/Jsd6DDdvCW
— 平野勝彦@治療家 (@hamano_bso) August 9, 2020
平均寿命が84歳を超えた日本では、人生の後半の半分以上が、壊れては修理を繰り返す事になるのです。そしてその度に老いや死を自覚していきますが、受け入れられない人が多くいます。
このコロナ禍で現代日本人の死生観が良く分かりました。
でも人生の半分を、あなたはそんな過ごし方で
しあわせですか?
「死を遠ざけるのではなく、生を高めるのが医者の務め」
こちらは映画「パッチ・アダムス」の忘れられない名ゼリフです。
— 平野勝彦@治療家 (@hamano_bso) December 25, 2020
パッチアダムスが言っている様に
しあわせのためには「生を高める」方法を考えなければなりません。
生を高める、、
すなわち「ピンピンころり」です。
4.これからどうする?
A1.団塊jr.は今からピンピンコロリを目指す
A2.若者は死生観をみがく
それにより介護する側を増やし、介護を受ける側を減らす。
(介護する側○<介護される側●●●●●)
→(介護する側○○○=介護される側●●●)
A1.団塊jr.は今からピンピンコロリを目指す
対症療法の思考をチェンジする(痛くなったら病院に行くのではなく、痛くならない為に何をするかを考え「今」行動する。)
元気である「今」から健康づくりをする
ピンピン健康な高齢者であれば、その高齢者も社会で活躍する事ができます。
不足している介護職側に強力な戦力として加わる事もできます。いわば前向きな老々介護です。
生涯現役でいる事は幸せなピンピンコロリの為には必須だと思っています。
問題を先送りにし、子供たちに我々世代の問題を背負わせる事は絶対にしてはなりません。
②若者は死生観をみがく
「命より大事なものはない」確かにその通りです。
でも死ななければ良いのでしょうか?死ななければ幸せでしょうか?
私が子供の頃に感動して、今に至るまでずっーと大切にしている名ゼリフがあります。
「さよなら銀河鉄道999」
永遠の命を求めて機械の体を手に入れるべく旅をする星野鉄郎。
出会いと別れ。幾多の死闘を経て最終にして最強の敵=自分の父を倒します。
そして機械の体は要らない。生身の人間として全うすると決心しました。
その後「キャプテンハーロック」が語った名言。
出典:映画 さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅(1981年)
鉄郎、たとえ父と志は違っても
それを乗り越えて 若者が未来を作るのだ。
親から子へ 子からまたその子へ血は流れ
永遠に続いていく。
それが本当の永遠の命だと 俺は信じる。
核家族化や個人主義が進み、「死」が遠いものとなり、生を高めるよりも死を遠ざける。
このコロナ禍で、今まさにそんな世相が現れているように感じます。
この様な雰囲気のままでは、やはり「不幸な延命」が続いてしまうように感じてます。
その世相を変化させるために、私はSNSを通して発信し続けていきたいと思います。
「死を遠ざけるのでなく、生を高める」これが出来れば、
若者は生産性の高い仕事に就き、国力も上がり。
そして税や介護の負担が減った分、心にゆとりができ、寛容さが生まれ、
怖がるのではなく、心から人の死を悲しみ、自分の人生を謳歌出来るのではないかと思います。
以上のような思いから私の天命を「団塊Jr.をピンピンコロリする」と掲げました。
私は治療家として、毎日の診療や、SNS発信を通して
この天命に生涯をかけて取り組んでいきます。
最後に私が大切にしており、みなさんに伝えたい名言をもう一つ
あなたが生まれたとき、
あなたは泣いていて周りの人達は笑っていたでしょう。
だから、いつかあなたが死ぬとき、
あなたが笑っていて周りの人たちが泣いている。
そんな人生を送りなさい。(アメリカインディアンの教え)
長文、読んで頂きありがとうございました。